秋季研究会
2025年度秋季研究会のご案内
2025年度秋季研究会を下記のとおり開催します。
Google Meetによるオンライン開催(参加費無料)となります。どなたでもご参加いただけます。
※要事前申し込み。
【1】日程 2025年11月29日(土)13:30~16:45
【2】開催方法 Google Meetによるオンライン開催(参加費無料)※要事前申し込み
【3】参加申し込み方法
下記よりお申し込みください。お申し込みいただいた方に、秋季研究会参加URLをお知らせいたします。
https://forms.gle/e1z9Ztf53gtBWRwU7
【4】内容
テーマ:「食品ロス削減のこれまでとこれから」
SDGsで掲げられた2030年のターゲット12.3では世界全体の一人あたりの食品の廃棄を半減させるという目標が掲げられており食品ロスの削減はこれに該当する。食品ロスは、世界の食料問題や環境問題など幅広い問題に関係する重要な課題である。特に、SDGsは、2000年のMDGs(ミレニアム開発目標)とは異なり、開発途上国、先進国ともに対象とし、国連や政府のみならず企業、市民など幅広い主体が取り組むべきものとされている。
我が国においては2019年に「食品ロスの削減の推進に関する法律」が施行され、国・地方公共団体・事業者の責務、消費者の役割が規定されたほか、この法律に基づく基本方針において食品ロスの削減目標が定められている。また、事業系については「食品リサイクル法」によって、食品ロスを含む食品廃棄物の発生抑制を優先的に行い、それでも発生してしまったものについてはリサイクルを推進することとなっている。
食品ロス量は2023年度で464万トン、そのうち家庭系が233万トン、事業系が231万トンと推計されており、ともに減少傾向にあるが、本シンポジウムでは、このような状況にある食品ロスについて、一旦立ち止まって食品ロスの現状とこれからの課題、解決方向を考える機会としたい。このため、食品ロスをめぐる現状と政策、家庭系ロスの現状と削減方策、事業系ロスに関しては流通部門と外食部門に焦点を当てた現状と削減方策について、行政担当者、研究者、外食事業者の方々の報告をもとに議論することとしたい。
座長:薬師寺哲郎(元中村学園大学)
座長解題:薬師寺哲郎(元中村学園大学)
第1報告「食品ロス削減をめぐる政策動向(仮)」
田中誠(消費者庁)
第2報告「外食産業における食べ残し対策(mottECO)とリサイクル(仮)」
中上冨之(株式会社デニーズジャパン)
第3報告「家庭における食品ロス対策(仮)」
野々村真希(東京農業大学)
第4報告「食品流通における商慣行と食品ロス(仮)」
小林富雄(日本女子大学)